イケメンを堪能するために見る韓国ドラマといえば、2017年公開の「花郎(ファラン)」で間違いないでしょう。
新羅を舞台にした青春ロマンス時代劇で、とにかくイケメンしか出てきません!主演のパク・ソジュンをはじめ、ZE:A出身のパク・ヒョンシク、SHINeeのミンホ、BTSのVといった豪華なメンバーが集まりました。
俳優ドルがこんなにたくさん出演しているからには、それなりの見せ場があるわけでK-POPファンなら見逃せない要素が満載です。
今回はそんなK-POP好きな人が見たくなるようなおすすめポイントも織り交ぜながら「花郎」の世界をご紹介しようと思います。
ドラマ「花郎(ファラン)」のあらすじ
新羅時代の貧しい村で孤児として育ったムミョン(パク・ソジュン)は親友マクムンの家族を探しに村を抜け出します。
手がかりを頼りに家族を探し当てる途中、トラブルに巻き込まれマクムンが殺されてしまい失意に暮れるムミョン。
ようやく探し当てたマクムンの父から「息子を殺した者の正体を突き止めてほしい」と言われたムミョンはマクムンの本名である「ソヌ」を名乗り生きることを決意します。
一方、新羅の権力者チソ太后は国王の親衛隊、「花郎」を組織して自らの地位を盤石にしようと画策します。
そして自分のある欲望のためにソヌを花郎に引き入れることに。ソヌは花郎として成長しながらマクムンの仇を探し続けます。
花郎おすすめ① 長髪がよくお似合いなパク・ソジュン
初回の登場シーンでは、誰ですか?というボサボサ頭なムミョンとして登場するパク・ソジュンですがご安心ください、都に行けば美男子に仕上がります。
新羅の時代ということもありイケメン達は皆長髪なのですが、パク・ソジュンの長髪はワイルドでカッコいいです。ドラマの撮影は暑い夏に行われたそうで長髪は大変だったみたいですが、汗をかきつつ頑張ってくれました。
花郎の正装ではストレートのロングヘアですが、個人的には戦いや狩りに行くときのワイルドな髪型が好みです。パク・ソジュンの数あるドラマの中でも長髪が見られるのは花郎だけ!
一度見ると癖になる野性味あふれるパク・ソジュンをご堪能ください。
花郎おすすめ② どう見たって王様でしょう!?なパク・ヒョンシク
チソ太后の息子で真興王(サムメクチョン)を演じたパク・ヒョンシク。命を狙われることを恐れて身を潜めて生きている悲しい王様です。
ジディという偽名で花郎の一員となりますが、もうどう見たって王様じゃないですか?という振る舞いが面白いです。パク・ヒョンシクの端正な顔立ちや高貴な雰囲気がピッタリの役で花郎の中で一番キラキラしています。
真興王の護衛武士であるパオとのやり取りも面白いです。ジディの郎徒(ナンド)として必死に若作りするパオが可愛くてたまりません。
ちなみにパオを演じているユ・ジェミョンとパク・ヒョンシクは、「力強い女ト・ボンスン」でも共演しています。こちらも併せて見てみるのもおすすめです。
花郎おすすめ③ もうほぼSHINeeですよね?なミンホ
「炎のカリスマ・ミンホ」の熱い演技が花郎の青春ストーリーにピッタリなわけですが、役を通り越して、これはほぼSHINeeだなというシーンが出てきます。
どうしたわけか花郎が町人達の前で踊るという課題を出されます。太鼓のリズムに合わせて踊りを披露するのですが振り付けの中にSHINeeの「Sherlock」を彷彿とさせるシーンがあるのです。
実際このシーンの振り付けはミンホがかなり関わっていたそうですが、新羅にこの踊りはなくない?というくらいノリノリで皆踊っています。パク・ヒョンシクもVもアイドルの本領発揮の名場面です。
ここまでヒロイン・アロに触れてきませんでしたが、アロを演じているコ・アラはミンホと同じSMエンターテイメントに所属していたため仲が良く、SHINeeの「JULIETTE」日本版MVに出演しています。
花郎おすすめ④ こんなに泣かせないでください V(テテ)
BTSのVが出演しているからという理由で「花郎」を見る人が多いのではないでしょうか?
BTSでは神秘的でカリスマ溢れるVですが、花郎では兄を慕う心優しく好奇心旺盛な青年ハンソンを演じています。
武芸に秀でた兄を持ち、身分制度に不満を抱きながら生きる繊細なハンソンの心情を丁寧に演じていて、不慮の死を遂げるシーンでは何度見ても涙がこぼれます。もう少し長くVの演技が見たかったと思えるほどの熱演です。
Vは「花郎」が俳優デビューとなり、主演のパク・ソジュンやパク・ヒョンシクとは世代を超えた友情を育んでいます。撮影後の今でも定期的に会うほどの中で、最近ではパク・ソジュンの映画公開試写会にVが登場し話題になりました。
花郎おすすめ⑤ 出会いが最高!ムミョンとアロ
マクムンの家族を探し歩くムミョンの前に真っ昼間から酒に酔って千鳥足で歩いてくるアロが現れます。
最後まで見終わった頃には2人供一目惚れだったのかな?と思える印象的なシーンです。
アロは勝気でお転婆なところがあり、それを放って置けないムミョン(ソヌ)は何度も危機を救います。二人の恋の行方を暗示するコミカルなシーンなのでおすすめです。
ムミョンは村で犬鳥(ケセゴン)と呼ばれていて犬のように早く走り、鳥のように高く飛べます。運動神経抜群なためワイヤーアクションがとても多く、落馬したアロをギリギリでキャッチするシーンもほんとにカッコいいです。
物語が進むうちにアロをめぐってソヌとジディの三角関係に発展していくのでご期待ください。
花郎おすすめ⑥ 新羅時代にこんなシャワーありましたか?なシーン
これはもうサービスショットとしか思えないシーンです。
花郎は仙門という寄宿舎で共同生活を送っているのですが、同室のメンバー全員で沐浴しなくてはいけない決まりになっています。その沐浴シーンがまさに眼福でありまして、竹で作られたシャワーのようなもので水浴びをしているシーンが何度か出てきます。
イケメン5人が裸というあり得ないシチュエーションに萌えます。ミンホのシックスパックは必見です!
花郎おすすめ⑦ 鬼リピート確定の名場面!
物語が佳境に入った頃、花郎の中に王様がいるらしいという噂が流れ王様を暗殺して亡き者にしたい貴族勢力が罠を仕掛けます。
和睦のために隣国へ使節団を送り隣国の王子に王様を殺してもらうというとんでもない策略なのですが、ここで真興王であるジディはピンチを迎えます。しかも王であることを名乗り出なければ想いを寄せるアロが殺されてしまいます。
悩むジディが決断しようとしたその時!という場面なのですが、ここはヤバいです!メチャメチャカッコいいです。誰がカッコいいかは見てからのお楽しみということで…。
ちなみに、この隣国のチャン王子を演じているキム・ミンジュンはBIGBANGのG-DRADONの実姉クォン・ダミさんと結婚することが決まっています。2019年10月11日に挙式するそうです。
花郎おすすめ⑧ あぁ~切ない三角関係
ちょっとネタバレになってしまいますがここは外せないので…。数々の危機に遭遇しながらも全力でお互いを想い合い心が通じたソヌとアロのキスシーンです。
2人のキスシーンは何度かありますが、一番美しく切ない場面は仙門で告白しながらのキスシーンだと思います。不器用ながらも本心を素直に伝えるソヌと、ソヌの体を心配しつつ愛を受け入れるアロのキスシーンがとても美しいです。
パク・ソジュンはキスシーンが上手い俳優として有名な役者さんですが、まさしくその通りで、アロの頭を抱き寄せる指先まで美しいんですよね。そして、なにが切ないかというとその2人を少し離れた場所からジディが見ているんです!!!
アロに想いを寄せる一方でソヌと深い友情を感じているジディ。それまで2人が仲良しなのは兄妹だからだと思い込んでいたため、愛し合っている事実を知ってひどく混乱します。
この後物語はますますややこしい展開を迎えるのでラストまで目が離せなくなります。
花郎おすすめ⑨ OST(サントラ)もおすすめの曲がズラリ
「花郎」で注目なのが、OSTに参加しているアーティストが豪華だということです。
劇中で演技を初披露したVはOSTでもBTSジンと共に「死んでも君だよ」という曲を提供しています。歌詞の内容な切実な片思いの歌のようですが、軽快なイントロで始まるこの曲は花郎の面々が活躍する場面でよく流れていました。
アロの恋心を表現する曲としてRed Velvetのスルギとウェンディが「あなたしか見えない」という曲を歌っています。恋愛に疎いソヌを想ってやきもきするアロの気持ちが爽やかな音楽にのせて表現されています。
パク・ヒョンシクとパク・ソジュンもそれぞれラブソングを歌っていて切ないシーンを盛り上げています。
パク・ヒョンシクは歌手だから上手いのはわかっていましたが、パク・ソジュンの歌声が素晴らしいのには驚きでした。
花郎おすすめ⑩ マニアックな花郎の仲間たち
最近話題のPRODUCE 101 JAPANに参加している韓国人メンバーが実は花郎に出ているというちょっとマニアックな情報です。
元halo(ヘイロー)のリーダー、チョン・ヨンフンが花郎に出演しています。セリフもあるので探しながら見てみると楽しいかもしれません。また、今年デビューした韓国のアイドルグループONEUSのゴニ(コンヒ)もほんのちょっとだけ出演しています。気になる方はチェックしてみてください。
まとめ
花郎の魅力はまだまだ沢山あってお伝えしきれませんが、K-POPファンがちょっと気になるような小ネタを挟みつつ面白さをまとめてみました。
全24話ありますが、ストーリーが気になって一気に見てしまいたくなる物語です。寝不足にならないように気を付けてお気に入りの「押し花郎」を見つけてください。